大学時代からの友達の依頼でアローモカシンの修理、
こんなに年月をまたいでしまいました... 本当にごめんなさい。 北海道の大学に通っていたころ、札幌にネペンテスの路面店が立ちました。 南2条西8丁目。 まだ札幌駅にステラができる前だと思うのですが、もちろん大通りまでの地下道も開通しておらず、 札幌駅からずんずん南に歩いて赤信号にぶつかっては右に曲がっての繰り返しで、 雨の日も雪の日もネペンテスだけを目指してよく通いました。 その店で初めてアローモカシンを見ました。 周りの友達もネペ好きが多く、もちろんこの靴の依頼主もそうで、 やはり札幌の店で買ったそうです。 他の友達が履いていた、クレイジーバターンでベルトストラップ付ラッセルモカシンのネペンテス別注ノックアバウトブーツも格好良かったな...。 思えば靴に興味というか愛情を持ち出したのは、ネペンテスの店内で見るいろんな靴とそれを実際に格好良く履きこなす友達が周りにいた事が影響していると思います。 そんなこんなで感情移入し過ぎてなかなか手が付けられなかった、 単なる言いわけですが...、修理に入ります! アローモカシンは、アッパーで使用している同じ分厚いグローブレザーを本体とスキンテッチで底に縫い付けてあります。 北米の大草原を歩くには適していますが、コンクリートの上を歩けば革がすり減り穴が空きます。 でもそのまま履いちゃうんですよね、わかります、何故なら単純に雰囲気が良いから! これもその結果底の革に穴が空いてしまっていました。 縫い目をほどき、底を剥がしてみると、本体もすり減った箇所があったので、革で補強。 この後は自分の勝手な解釈で、 ミッドソールを予め縫い付けたうえで、新しく元のように底と本体を縫う事に。 何か所か位置決めの為に仮縫いしておいて、 縫いはじめます! 片足完了、 まだほどいてさえいないもう片足が待ち受けています...。 両足縫い終わり、 ミッドソールの下にもう1枚革を貼りさらに縫い付けていきます。 その下にラバーを貼って完成! 次はラバーの交換だけで済むように、早めに修理に出して欲しいと伝えつつ、 どんな道を歩いてまた再会できるのか楽しみに待つ事にします。
by shigaku_umehara
| 2015-07-17 18:57
| ・ 雑記
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